本日5月5日はこどもの日。ではこどもの日ってどんな日?

2010
0505

本日5月5日は「こどもの日」。


国民の休日です。

 
 

では、皆さん、こどもの日って何の日かご存じですかー?


ちゃーんと定義があるんですよー。

 
 

では、皆様、今日はこどもの日についてお勉強しましょう。
  
 
 

まず、5月5日がこどもの日として日本の祝日とされたのは戦後(1948年頃)のこと。


それまでは、男子のみの祝いだったこどもの日を、男女と共の祝いの日とし、


「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」 
 
 
日と定義づけられたとか。 
  
 
 

ん?? 


母に感謝する??


そうなんです。 こどもの日は子供だけのための日ではありません。


「母」にも感謝する祝日なんですよ。
 
 
 
では、なぜ5月5日がこどもの日なんでしょうか?

 
はい、お調べ致しました。 
 
 
 
起源は古代中国時代。


端午の端の字は「はじ」といい「最初」の意味をもち、「午」は「うま」といい、
 
 
「五月の最初の午の日」に行われる節句という意味をもちます。
 

このことからも分かるように、当初はこどもの日は5月5日ではなかったのです。

 
牛と五のゴロ合わせで、5月5日となり、大切な厄払いの日と考えられるようになりました。
 
 
 
ふむふむ。 


って、語呂合わせかよ!!って感じですね(笑)
 

 
また、この端午の節句では

中国で広まっていた菖蒲湯や菖蒲酒を飲み、 
 
その菖蒲で体のけがれを祓って健康と厄よけを願うという行事が、
 
奈良・平安時代に日本の宮廷に伝わり、 
 
初めは五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)として、
 
季節ごとの身のけがれをお祓いする行事として知れわたりました。
 
その後武家社会にも広り、菖蒲を尚武(武をたっとぶ)にかけ、端午の節句を祝うようなりました。
 
 
だそうな・・・。


ほうほう、菖蒲湯ってちゃんとした意味があったんですねー。

ちなみに城崎温泉の外湯でも毎年5月3日~5日は菖蒲湯になります。

んで、こどもの日のトレードマーク「鯉のぼり」が飾られるようになったのもこの頃のようで、 

武士の家に男の子が生まれると、門前にのぼりを立てるようになり、
 
一般にもその風習が伝わったのですが、庶民がのぼりを立てることは許されず、
 
出世するようにとの願いを込めて鯉のぼりを立てたのです。
 
 

また、こどもの日の飾り物としてもうひとつ鎧兜がありますが、 
 
これが広まったのは意外にも戦後になってからで、 
 
鎧兜は古くから身を守る象徴とされ、子供の身を守り、
 
健康に成長するようにとの願いを込め飾るようになったのです。
 

そしてこの時政府が5月5日を重要な日とし、日本でもお祝いされるようになったとさ・・・。

いやー、勉強になりますね。
 

 
最後に、途中で出てきた五節句 とは

「人日(じんじつ)」 1月7日、七草の節句

「上巳(じょうし)」 3月3日、桃の節句(=ひなまつり) 

「端午(たんご」 5月5日、端午の節句(=こどもの日)  

「七夕(たなばた)」 7月7日、七夕の節句

「重陽(ちょうよう)」 9月9日、菊の節句
 
 
です。

以上、たまにはためになる「竜馬がかく」でした。