紅ズワイガニ(香住ガニ)とズワイガニ(松葉ガニ)の違いとは?

2012
0909

先日、漁解禁についてご紹介させて頂きました

『紅ズワイガニ』。

そのブログを読んで下さった方から数件ご質問を頂戴しました。

その質問の内容とは・・・
 
 
『紅ズワイガニとズワイガニって何が違うの??』

 
『紅ズワイガニと香住ガニって何が違うの??』
 
 
ごもっとものご質問。

ってことで、お答えします・
 
 
まず簡単にお答えできる『紅ズワイガニと香住ガニの違い』ですが、 
 
こちらは違いはございません。 
 

城崎温泉から車で約30分程の場所にある

香住漁港で水揚げされた『紅ズワイガニ』の事を我々は『香住ガニ』と呼んでいます。


はい、一個解決。


続きまして・・・紅ズワイガニとズワイガニの違いですが、

こちらはワタクシも適当な事は言えないのでお調べしたところ、

当館も取引させて頂いてる城崎温泉の人気魚屋『おけしょう鮮魚』さんのブログに

説明がありましたので抜粋させて頂きます。
 
 
紅ずわいがには、普通のずわいがにの雄(松葉がに)と見た目が似ているのですが、
身の入り方がずわいがによりは少なく、水分が多いのが特徴です。

また茹でる前から色が赤っぽい事から“紅ずわい”と呼ばれています。

身の入りが松葉がにより劣る事から値段も安いのですが、
その身には甘みがあり、人気のかにです。

刺身や天ぷら、鍋物など用途が様々な松葉がにに比べて、
基本的には茹でて食べたり、身を加工して食べるのが一般的です。


見た目にはよく似ている紅ずわいと松葉がに(ずわいがに)ですが、
その生態や漁法・漁期は全く異なります。

簡単に説明致しますと…。

☆紅ずわいがに

・漁法・・・かにカゴ漁(かにカゴの付いた漁具を約2日程海底に沈め、
            カニが入るのを待って引き上げます。)

・生態・・・水深約500m~2500mの深海に生息。

・漁期・・・9月1日から6月30日


☆ずわいがに

・漁法・・・底曳き網漁(海底に網を入れて船で曳き、入った魚やカニを引き揚げます。)

・生態・・・水深約200mから400m辺りに生息。

・漁期・・・オス(松葉がに):11月6日から3月20日

      メス(せこがに):11月6日から1月10日

      若松葉(脱皮直後の松葉がに):1月16日から3月15日
 

…となっています。


なるほどなるほど、ワタクシも知らなかった情報が満載。


ちなみに・・・

ワタクシの周りにはズワイガニ(松葉ガニ)より、
 
紅ズワイガニ(香住ガニ)の方が美味い!!って豪語する人間もいます。

値段が安くて美味いこの紅ズワイガニ、

一度、ご笑味下さいませ☆